瑞々・すみきり長皿

長皿はあると重宝するアイテムです。和にも洋にもあう形です。

「瑞々」みずみず、と名付けられたシリーズです。「瑞々しい」と言う言葉がありますが、これは「光沢があって生気に満ちていること」「新鮮で美しいこと」という意味があります。まさにこのシリーズは端正で美しい、でも普段使いにするのに躊躇することなく手が伸びるものだと思います。

その理由は扱いやすい磁器であること、そして形がシンプルでありながらデザインに工夫があること・・・。あまりにもシンプルすぎる器は盛る料理を引き立ててくれないことが多々あります。このシリーズはポンと盛ってもしっかり料理をひきたててくれます。

そして色合いも真っ白ではなく青みがかった「青白」と薄い茶色、濃いベージュといった感じの「うす飴」。うす飴はこういう茶系の器が初めてという方も挑戦しやすい薄さだと思います。きっとこういう色に盛るとこんなに変るんだ～とびっくりされると思います。

この「すみきり」の角皿は3種類の形になりますが、いずれも四隅が切られていて正確にいうと八角形ともいえる形です。この形が優しい雰囲気と和でも洋でもない不思議な印象を与えてくれます。

四隅が角でないと洗う時に汚れも落としやすいですね。側面は底面から2mmほどの垂直の立ち上がりがあり、そこから緩やかに外側に開いているのですが、そこがまるで溝のように釉薬が溜まるところと薄いところがありアクセントになっています。

同様に縁も僅かなつまみがあるので指がかかりやすく、同様に色の濃淡があります。また、長さは3つとも24.5cmに揃えてあるし、四隅もきっちりと合うから綺麗に重なるので収納がしやすいんです。こういうシリーズは珍しいですね。

長皿は3種類のうちの一番幅の狭いタイプです。さんまの塩焼きをのせるには長さが足りませんが、煮魚、焼き魚、そして長さをいかして2種盛りにしたりかなり盛り方で雰囲気が変りそうです。単純にクッキーを並べても絵になります。

瑞々

同じデザインでも色み・風合い・大きさ・重さは一点毎に微妙に異なります。これも味わいとお考えくださいませ。
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