平松祐子の花器

平松祐子の花器

凛とした佇まいと潔さ。この花器の雰囲気はまさに「平松祐子」の世界観を表しています。

一点ものの一輪挿しや花瓶です。

平松さんの器を初めて見たのは 益子の陶器市でした。白磁や青磁、光沢のあるものなど少しずつ肌合いも異なり、しかも形も微妙に違う・・・・という選ぶのに迷いに迷う品揃えでした。

でも全てに共通するのが凛とした佇まいと潔さ。この器の雰囲気はそのまま平松さんから感じるものです。

薬剤師さんから陶芸家へ転身されて瀬戸の学校に修行に入られたという話にはびっくりしました。確かに釉薬の調合や窯変を見守るというのは
化学を通してつながるものではると思いますが・・・。きちんと器に向き合う姿勢が作品に出ていると思います。

花瓶は実は花がなくても、そのままで飾っておきたいくらい美しさです。でも決して冷たい印象ではなく部屋の片隅でも食卓の真ん中でも、しっくりとなじみます。

また、しのぎが多いので一見、和の雰囲気があるかもしれませんがインテリアの一部として考えても違和感がないと思います。

平松祐子の花器

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