麦窯

麦窯

器は作家さんによって本当に風合いに違いがあります。 釉薬の配合・土によって異なるのは無論ですが、 作家自身がどういう風合いを追求しているかにもよると思います。愛知県の麦窯・岡さんの粉引きは癖のない素直な仕上がり感で、それはまさに岡さんご自身のまとう、暖かい雰囲気そのものだと感じます。

-----　岡さんからのメッセージです　------

尾張・三河の地に生活の拠を得て十余年、もの静かでありながら確かな存在感をもち、一方でどこか人懐かしさををも感じさせる朝鮮陶器に心引かれて陶芸に親しむうちに、いつのまにか作陶が自分の生活の軸になっておりました。

心は生活に育てられ、また新たな生活を育むものでありましょう。私の生み出した器が皆様の大切な生活にささやかな彩を添えることができますならば、これに過ぎる倖はございません。

今後も、皆様に愛着をもって使っていただける器作りに精進して参りたいと存じます。



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