銀?錫?いえ、ステンレス!

銀?錫?いえ、ステンレス!

使いやすく小粋なカトラリーはお店の方からのご注文も多いです

和食器とも相性が良くて食洗機もOK、お値段も手ごろです

一見「銀?錫?」と思うような素材感です。実はステンレスなんですね。ステンレスというと「18-8ステンレス」という仕様が一般的に有名です。この意味は、鉄にクロムを18%、ニッケルを8%含むステンレスということになります。ステンレスが「さびにくい」のは、クロムがつくる表面の皮膜が金属内部の腐食を防いでいるためです。でもこのシリーズはニッケルを含まなくても錆びにくい新日鉄住友(株)NSSC180のステンレスを使用しています。だから「18-0ステンレス」。限りある資源・ニッケルを大切にしようと開発されたステンレスだそうです。

このシリーズの一番の特徴は「鎚目」と呼ばれる、叩いて打ち出したような凹凸のある表情。これが無表情・冷たく見えるステンレスに優しさと高級感を与えているんですね。女将はこのシリーズを使いだして長いですが、飽きがこないこと器の種類を選ばず、特に和食器と相性がいいので重宝しています。

和食器とカトラリーの組み合わせはバランスをとるのが難しいところがあると思います。このシリーズは滋賀の窯元がデザインして新潟の工房に作ってもらっています。だから和食器とも相性がいいんですね。使いやすく小粋なカトラリーはお店の方からのご注文も多いです。

信楽で工房を主催される福田さんは陶芸家として人気の高い方でざっくりした風合いの器を数々作られ、育てた弟子たちも数多く・・・。ところが次第にデザイナーとしても才能がほとばしり、陶磁器以外にもステンレス・水牛の角・貝など素材の幅を広げています。今や会う度に新しいものを手掛けた話が聞ける活力の塊のような方です。

銀?錫?いえ、ステンレス!

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